埼玉県プラスチック資源の持続可能な利用促進プラットフォーム総会で発表しました

東武商事は、2024年2月14日（水）に埼玉県県民健康センターで行われた
埼玉県プラスチック資源の持続可能な利用促進プラットフォームの
令和5年度第2回総会において、事例発表と簡易ブースでの交流会に参加しました。

当社は、埼玉県サーキュラーエコノミー型ビジネス創出事業費補助金採択事業者
として、ユニリーバ・ジャパン社などとのプラスチックの資源循環プロジェクト、
「UMILE事業」に参画しています。

本事業は、シャンプー類の使用済みプラスチック容器を回収し、破砕・洗浄したのち
ペレット（粒状）化して、再びプラスチック製品へと循環させる取り組みです。
これは、複数の企業が協業することではじめて成立するものです。

この事業において、当社は回収されたプラスチック容器の破砕・洗浄工程を担っています。
シャンプー類の容器は、ただ水洗いしただけでは香料が残りやすいため、
プラスチックの再資源化の妨げになっています。

そこで、現在、それぞれ専用の機械を導入し、においを安定的に低減させるための
実証実験を繰り返しています。
単ににおいを低減させるだけでは、次の工程であるペレット化（別の企業が担当します）が
困難になります。
においの強度をいかに安定化させるか、といった部分も重要になります。
そのため、さまざまな条件設定をして、適切な破砕・洗浄技術の確立に向けて努めています。

当社の事例発表をお聞きいただき、交流会にてお話しをさせていただきました全ての皆様に
感謝を申し上げます。

なかなか一朝一夕には進むものではありませんが、引き続き実証実験を重ねてまいります。
そして、将来の環境問題の解決策である資源循環の取り組みを当社は推進してまいります。

▼事例発表の様子

▼簡易ブース（全体）

▼簡易ブース（展示品-左上：回収対象の使用済みプラスチック容器
　　　　　　　　　　左下：使用済みプラスチック容器の破砕・洗浄済みサンプル
　　　　　　　　　　右下：プラスチックの再生品《コースター・オーナメント・名刺入れ》）