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松伏町立松伏第二中学校の職場体験を受け入れましたNEW

2024.11.22

東武商事は、2024年11月11日から13日までの3日間、中学生の職場体験を受け入れました。
当社の水処理施設がある松伏町内の松伏第二中学校から2年生が2名参加しました。

1日目の午前は、産業廃棄物処理や当社の仕事内容、SDGsやサーキュラーエコノミー(循環経済)
について、資料を使って説明しました。

▼当社について説明

続いて午後は、当社の処理施設や産業廃棄物の収集運搬車両の駐車場を案内しました。
処理施設では、機械によって管理されているため、わずか数名の作業員で広い工場を動かしていること、
受け入れた産業廃棄物の臭気対策に力を入れていることなどを説明しました。

▼脱臭装置がある処理施設の屋上見学

車両駐車場では、回収する産業廃棄物の種類や目的に応じて使用する車両を変えていること、
車両の美化清掃を心がけていることを説明しました。

▼大型車両の乗車体験

2日目の午前・午後と3日目の午前は、実際に業務を行う部署で、作業体験をしてもらいました。

産業廃棄物の受け入れにあたっては、事前にお客様(排出事業者)から産業廃棄物の
サンプルをお預かりして、自社で適正に処理できるか、成分分析を行っています。
その分析作業を行っている部署で、分析の体験や、機器・装置類の説明をしました。

▼分析業務の体験

また、産業廃棄物を処理するためには、特有の事務作業も発生します。

産業廃棄物は、それを排出する排出事業者が自ら処理することが原則です。
しかし、実際には、自社で処理するのは困難であるため、当社のような
廃棄物処理業者に処理を委託する場合がほとんどになります。

収集運搬・処理を委託する場合、事前に委託契約書を交わす必要があります。
その契約書の作成・保管を行っている部署で、契約書作成の体験をしました。

▼契約書作成の事務説明

契約書のほかにも、産業廃棄物の処理には、誰が排出して、誰が運搬し処理したのか
記録して保管しておく必要があります。その用紙をマニフェストと言います。
マニフェストを処理し、廃棄物の重量を計測する台貫計量という作業を行う部署で
処理施設に搬入に来た車両の台貫計量や、マニフェストの処理体験を行いました。

▼台貫業務の体験

最後に3日目の午後は、これまでに学んできたことをまとめて、発表してもらいました。
産業廃棄物処理という静脈にある業務があるということを知り、環境を守ることを
自分事として捉えてくれました。

▼生徒がまとめた内容を各自発表

当社は今年、9月・10月と小学生向けに環境教育を目的とした出張講座や工場見学を
行ってきました。今回の職場体験も、産業廃棄物処理自体が環境保全には不可欠な
役割を担っていることから、生徒にとって環境学習につながるものだったと思います。

他方、受け入れる側の当社にとっても、自分たちの仕事を見つめ直す良い機会になりました。
生徒たちのように新鮮な気持ちを抱きながら、当社は社業にまい進してまいります。